夜間頻尿について

  寝つきが悪い人や眠りが浅い人にとって、

   夜中の尿意は大敵です。

   「一度トイレに行ったら、明け方まで眠れなかった」

   「家族がトイレを使う音で目が覚めた」

   など、あなたも夜中のトイレ事情に

  ストレスを感じたことがあるかもしれませんね。

   ところで皆さん、寒い部屋で寝ると

  夜中のトイレの回数が増えるってご存知でしたか?

   

   『夜間頻尿』とは、排尿のため1回以上起きることをいいます。

   原因として、

   ・水分やお酒の過度な摂取

   ・糖尿病や脳血管障害などの疾患

   ・加齢

   などが挙げられます。

   治療の対象となるのは、

   排尿のため、就寝中に2回以上起きる人です。

   日本では、40歳以上の約69%が罹患していると

  されています。(国民の5,300万人相当)

   ■住宅の断熱化と健康

   国交省のスマートウェルネス住宅等推進事業調査によると、

   住宅断熱改修前と後では、居住者に

  ・起床時の血圧が有意に低下

   ・夜間頻尿の回数が有意に低下

   などの変化が見られたとか。

   『有意』とは、偶然とは考えにくく、

   (断熱改修に)意味があると考えられることです。

   ■『18度未満』と『18度以上』を比較すると

  就寝時、寝室の室温が12~18度未満の場合、

   夜間頻尿の確率は

  18度以上の3.0倍という結果が出ました。

   また、断熱改修によって室温が平均5.3度以上上昇した

  居住者の『前』と『後』を比べると、夜間頻尿の回数は、

   1.26回から0.96回に減少しました。

   夜間頻尿に悩む家族がいるのなら、新居の断熱化はもちろん、

   今の住まいでも温度管理に配慮したいですね。

 

  ■1リットル!?

   就寝中、冬でも200ccほどの汗が出るといわれています。

   夏はさらに増え、多い人では1リットルも出るとか。

   もうすぐ暑くて寝苦しい時期がやってきます。

   「夜中にトイレに行きたくない」と水分を控えすぎると、

   夜間熱中症のリスクがさらに高まります。

   質の良い睡眠を得るための室温の目安は、

   冬が18度、夏が26度です。

   湿度の目安は、年間を通して50~60%です。

   体質や寝室環境なども考慮しながら、

   適度な水分補給を行いましょう。