照明の位置について

今日は、照明に関する問題の続きです。

 皆さん、次に考えてほしいのが、照明の位置です。

 先日、超高級ホテルの話をしましたが、そういうホテルの照明を是非見て下さい。

まず、真上からの照明はありません。

それから、目線の位置にも照明はないです。

 立った目線位置、座った目線位置にはありません。

それ以外に照明が取り付けられています。

だから、直接目に入らないので居心地が良いのです。

と言うことで、照明の取り付け位置も考えてくださいね。

ところで、照明が上からになったのはいつ頃だと思いますか?

 江戸時代には、上からの光はありませんでした。

その頃は行灯(あんどん)で、下からの灯りでした。

それが上からの灯りになったのは、石油ランプが登場した明治になってからです。

そして、今では天井に直付けの照明が主流です。

 皆さん、照明は太陽や月の代わりです。では、太陽の位置を考えてください。

 太陽は、朝、東の空から昇り、夕方、西の空に沈んでいきます。

 一番高くなるのが夏至の正午。それでも、真上にはきません。

だから、真上からの照明は不自然なわけです。

また、真上から照らすと均一になり、明暗の変化がなく、奥行き感が出ません。

 明るいところ、暗いところがあり、それで空間に変化を持たせることができます。

そこで、下、斜め下、横、斜め上に照明を取り付けるとより自然に近い明かりになります。

だから、超高級ホテルでは、真上からの光がないのです。

もちろん、蛍光灯も使われていません。

 子ども部屋の照明も考慮してくださいね。